はじめに
Exchange Online を使用しているOutlookではテナント内の他ユーザーの予定表を表示することが可能となります。
予定表グループというものを作成して、同期や同じチームの人の予定表をすぐに見ることができるようにしておくと便利ですので、表示までの手順を書いていきます。
※この記事は2024/2/14のGUIを基に作成しましたので、時期によっては最新ではない可能性がございます。
Outlook アプリの場合
アプリ版のOutlookから他ユーザーの予定表を表示させる手順を確認します。
主に以下のことを行います。
- 予定表グループ作成
- 対象のユーザーを予定表グループに追加
- 確認
予定表グループ作成
- Outlookのアプリを開きます。
- 現在ある任意の予定表グループを右クリックします。
- 「新しい予定表グループ」を選択します。
- 任意の名前でグループを作成します。
対象のユーザーを予定表グループに追加
- 作成したグループを右クリックします。
- 「予定表の追加」を選択します。
- 「アドレス帳から…」を選択します。
- 検索対象のアドレス帳を選択します。
- 管理者が設定変更していなければテナント内すべてのメールアドレスが入っている「Global Address List」というものがあるのでそれを選択します。
- 対象のユーザーをダブルクリックか選択した状態で「予定表」のボタンを押します。
- 「OK」を選択します。
アプリ版のOutlookからは、複数のユーザーの予定表を一括で追加することが可能です。
確認
- 対象の予定表グループを選択します。
- その予定表グループに含まれるすべてのユーザーの予定表を表示することができます。
この画像では予定表グループに1名しか含まれていないので、自分+対象のユーザーの2つの予定表しか表示されていませんが、人数が増えても表示可能です。
また、グループではなく対象のユーザーの予定表のみにチェックをすればそのユーザーの予定表のみ表示可能です。
Web版のOutlookの場合
Web版のOutlookから他ユーザーの予定表を表示させる手順を確認します。
主に以下のことを行います。
- 予定表グループ作成
- 対象のユーザーを予定表グループに追加
- 確認
予定表グループ作成
- outlook.office.comにアクセスします。
- 左のサイドバーから「予定表」を選択します。
- 「個人用の予定表」の横の三点リーダーを選択します。
- 「新しい予定表グループ」を選択します。
- 任意の名前を入力します。ex)開発チーム等
対象のユーザーを予定表グループに追加
- 「予定表を追加」を選択します。
- 「ディレクトリから追加」を選択します。
- 検索元のアカウントで自身のアカウントを選択します。
- 検索ボックスで予定表に追加したいユーザーを見つけ、選択します。
- 追加する予定表グループを選択します。
- 「追加」を選択します。
この方法では1名ずつ追加する必要があり、10名追加したい場合は10回同じ操作する必要があります。
また、Web版のOutlookは作成直後のユーザーの予定表が検索してもヒットしないので、予定表に追加できません。環境にもよりますが、2-3時間待てば検索にヒットするようになりました。
確認
- ユーザーを追加した予定表グループを開きます。
- 対象のユーザーにチェックを入れるとそのユーザーの予定表を表示することが可能となります。
最後に
アプリ版とWeb版で対象のユーザーの予定表を表示させる手順を確認しました。
アプリ版では、予定表の追加を一括で行うことが可能ですが、Web版だと1人ずつ行う必要があります。
またWeb版は、作成したばかりのユーザーが検索してもヒットしないので予定表に追加できません。
この辺りは少し不便ですので、アプリ版を使うのが吉かもしれないです。