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AzureでWindows VMを構築する際に最低限やっておきたい6つの初期設定


はじめに

Azure上でWindows VMを作成した場合、OSの言語がデフォルトで英語になるため言語パックのインストールなどいくつかのタスクが必要です。

この記事では、それらのタスクをまとめて解説しています。


環境

  • Azureのサブスクリプション
  • Windows OSのVM

実行

1.ホストキャッシュの無効化

ホストキャッシュとは、仮想マシンのディスクにアクセスする際に、一時的にデータを保存する領域のことです。

ホストキャッシュを利用すると、ディスクの読み取りや書き込みのパフォーマンスを向上させることができますが、データの整合性や耐障害性に影響する可能性もあります。

ホストキャッシュを使用せず、ディスクに直接読み書きを行うように変更します。

※Bシリーズなど一部のサイズのVMはOSディスクのホストキャッシュを無効化できません。


1. 対象のVMにアクセスします。
2. 左のメニューから「ディスク」を選択します。
3. ホストキャッシュで「なし」を選択します。
4. 「適用」を選択します。


2.プライベートIPアドレスを静的に変更

VMのNICに割り当てられたプライベートIPアドレスを固定します。

VMが再起動されても、プライベートIPアドレスが変わらないようになります。


1. 左のメニューから「ネットワーク」を選択します。
2. 「ネットワークインターフェイス」を選択します。


1. 左のメニューから「IP構成」を選択します。
2. 「ipconfig1」を選択します。
3. 「プライベートIPアドレスの設定」の割り当てを「静的」に変更します。
4. 「保存」を適用します。


3.言語パックのインストール

Azure上のWindows VMは初期設定では英語となっているため、日本語用の言語パックをインストールします。


1. 対象のVMに接続します。
2. 設定を開きます。
3. 「Time & Language」を選択します。


1. 左のメニューから「Language」を選択します。
2. 「Add a language」を選択します。


1. 検索ボックスで「ja」と入力します。
2. 「日本語」を選択します。
3. 「Next」を選択します。


  1. 「Set as my Windows display language」にチェックを入れます。
  2. 「Install」を選択します。
  3. 言語パックのインストールには時間がかかるので、「時刻とリージョン変更」を先に行います。

  1. インストールが完了したら、「Windows display language」を「日本語」に変わります。
  2. 「Option」を選択します。

  1. 「Change layout」を選択します。

  1. 「Japanese keyboard」を選択します。
  2. 「OK」を選択します。

  1. 左のメニューから「Language」を選択します。
  2. 「Administrative language settings」を選択します。

  1. Welcome screen and new user accountsで「Copy settings」を選択します。
  2. 「Welcome screen and system accounts」と「New user accounts」にチェックを入れます。
  3. 「OK」を選択します。
  4. 再起動を求められますが「Later」を選択します。

  1. Language for non-Unicode programsで「Change system locale」を選択します。
  2. Current system localeで「Japanese(Japan)」を選択します。
  3. 「OK」を選択します。
  4. 再起動を求められますので「Restart now」を選択します。

4.時刻とリージョン変更

Windows で使用する時刻とリージョンを日本に変更します。


  1. 左のメニューから「Date & time」を選択します。
  2. Time zoneで「(UTC+09:00)Osaka,Sapporo,Tokyo」を選択します。

  1. 左のメニューから「Region」を選択します。
  2. Country or regionを「Japan」に変更します。
  3. Current formatを「Japanese」に変更します。
  4. ここまで終われば言語パックのインストール完了まで待ちます。

5.Windows Update

最新のWindows Updateを適用します。


  1. 対象のVMに接続します。
  2. 「スタート」>「設定」を選択します。
  3. 「更新とセキュリティ」を選択します。

  1. 「更新プログラムのチェック」を選択します。

  1. 更新プログラムのダウンロードが始まります。
  2. ダウンロード完了まで待ちます。
  3. その間に「ローカル管理者のパスワードを無制限にする」を行っていてもいいです。

  1. ダウンロードが完了したことを確認します。
  2. 「今すぐ再起動する」を選択します。

6.ローカル管理者のパスワードを無制限にする

Windows Serverの場合、デフォルトではローカル管理者のパスワードの有効期限が無制限に設定されていないため、これを無制限に変更します。

※クライアントOSの場合、デフォルトではローカル管理者のパスワードの有効期限が無制限に設定されています。


  1. サーバーマネージャーを開きます。
  2. 右上の「ツール」を選択します。
  3. 「コンピューターの管理」を選択します。

  1. 「ローカルユーザーとグループ」>「ユーザー」を選択します。
  2. ローカル管理者のアカウントを選択します。

  1. 「パスワードを無期限にする」にチェックを入れます。
  2. 「OK」を選択します。
  3. 以上で作業は終了です。

まとめ、所感

Azure上でWindows VMを作成した際には、最初に行うべき最低限の設定を以下にまとめました。

これらの設定を行うことで、その後にWindows Serverの機能追加やミドルウェアのインストールをスムーズに行うことが可能となります。